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ジャングルトラッキングの方法とは?

こんにちは、Gariaruです。

前回の記事では、なぜ「ジャングルトラッキング」とは何か、その重要性について解説しました。敵の動きを予測できることは、ガンクの回避、アクションの成功率につながる重要な要素となります。

今回は、ジャングルトラッキングを、「具体的にどうやって行うのか?」について解説します。これを理解しているのとしていないのでは、ジャングラーとしてのゲームに対する影響力が大きく変わるので、可能であれば理解しておきましょう。


トラッキングの前提:点ではなく線で

ジャングルトラッキングの本質は、敵の動きを「点」ではなく「線」で追うことです。
「今、ワードに映った」という「点」の情報だけでは、なぜそこにいるのか、次にどこへ向かうのかは分かりません。

例えばゲーム序盤のこのようなシーンなら、「トップ側からスタートし、フルクリアルートを取っている。次に向かう場所はリフトスカトル、リコールした後、トップサイドの2周目に向かう。ということを読み取らなければいけません。
視界に映った相手に対して、「今ここにいる!このあとボット側に姿を消した!」というのなら少し余裕があるプレイヤーならだれでも行うことが出来ます。
大切なのが、どういった過程でここにいるのか、どういった目的で次の場所に向かうのか、ということです。

それを理解するために絶対に行わなければいけないことが、相手のジャングラーが視界に映る度、足元にあるバフを見ることと、Tabキーを押してスコアボードを見ることです。

ジャングルキャンプは、バフキャンプも通常キャンプも、全て「1キャンプ = 4CS」としてカウントされます。そのため現在のCSを4で割ると幾つキャンプを狩ったのかを確認できます。さらに足元についているバフの種類(青バフ、赤バフ)を確認すれば、1週目はどこからスタートしてどこに向かうのかを殆どの場合で確定できます。

たとえば相手のラプターにワードを置いていて、 が視界に映ったとします。
ここでアムムの足元とスコアボードを確認しました。

  • CSが「8」で足元のバフが赤バフだった場合 → 8 ÷ 4 = 2キャンプ狩り終えている。
    赤バフスタートで2キャンプ狩り終えてラプターが3キャンプ目なので、赤バフから初めてクルーグ→ラプターと向かってきたことが分かり、次に青バフ側のキャンプに向かうことが分かります。

  • CSが「12」で足元のバフが青バフだった場合 → 12 ÷ 4 = 3キャンプ狩り終えている。
    青バフスタートで3キャンプ狩り終えてラプターが4キャンプ目なので、青バフ側からスタートして次に赤バフ、もしくはクルーグに向かっていくことが分かります。

この「CSによる答え合わせ」は、レーナーであってもジャングラーであっても、数秒ごとに行うべき非常に強力な情報収集です。特にジャングラーとサポートはレーナーと違いCSを取らなくてよいため、こうった情報収集を積極的に行うことも、役割の1つです。
相手のジャングラーのCSと持っているバフを確認することにより、「予測の線」は「ほぼ確実な線」へと変わります。

では次に、ゲーム序盤での点を線にするための考え方を、いくつかのステップに分けて解説します。


ステップ1: 「スタート位置」を特定する(試合開始〜3:30)

「線」を描くための、最初の「点」となる情報です。
敵ジャングラーの動きを掴むためには、1週目どこからスタートをしたのかを把握しなければいけません。

可能であればレベル1でインベードを仕掛けて相手のジャングルにワードを設置しましょう。
浅い位置のラプターやバフにワードを差しておけば、おおよそのスタート位置が分かるため、設置しておくことを推奨します。

ここでスタート位置が分からなくとも、見えないことでの情報や、途中で見えた際スコアボードとバフ欄を確認することでスタート位置を特定し、動線を確定させることが出来ます。

ステップ2:1周目の動きを「時系列」で予測する(3:30 〜3:45)

レーン戦中にワードを置けなくても、問題はありません。
3:30にはリフトスカトルがスポーンします。ここではお互いのジャングラーがぶつかった場合、お互いのジャングラーの動線が同じ向きだったことが分かります。(勿論周回スピードの速さによっては確定できない場合もあります。)

(このあたりは こちらの記事も参考にしてください)

そしてリフトスカトルを狩った後、暇な時間で相手の森に入ってワードを設置すれば、いつそのクリープが出現するかわかるため、動線を完全に把握することが出来ます。

(このあとラプターがすぐにスポーンするのなら赤バフ側からスタートしたことが分かりますし、そうでないのなら青バフ側からスタートしたことが分かります。)

ステップ3:2周目の「線」を予測する(4:00〜)

ジャングラーが1周目を終え、リコールしてアイテムを買った後、次に向かうのはどこでしょうか?
それ「再出現タイマー」から予測が可能です。
中立クリープはバフは5分、そのほかは2分15秒でリスポーンします。
2週目は1週目と同じように中立クリープを狩るので、ここでもジャングラーの位置は殆どの場合で把握することが出来ます。
ガンクに向かった場合は別ですが、姿が見えない場合は1週目と同じように順番にクリープを狩っている、と思ってもらえれば大丈夫です。

ステップ4:「線」を途切れさせないための「視界」を確保する。

ここまでステップは、敵の動きがある程度パターン化されている序盤において、非常に有効です。しかしファームが早くなる2週目以降、カウンタージャングルを行ったりガンクを行うと、この「線」の予測は格段に難しくなります。

ジャングラーは、ガンク、オブジェクト確保、タワーダイブ、カウンタージャングル、レーンのカバーといった複数の選択肢があるため、捉えていた線が途切れることが多いです。
そのため、中盤以降は、「予測」だけに頼るのではなく、「視界」による「点の情報」を頻繁に獲得する必要があります。

それは、ジャングラーやサポートだけでは到底行えません。チーム全員で視界を取るという意識が必要です。
ターンが出来た際に相手のジャングルに積極的にワードを置いたり、相手のジャングルクリープがいつ沸いているのかどうかなどを、しっかりと確認するようにしたいですね。


ジャングルトラッキングは、可能な限り全員で行うべき戦術です。
ゲームを通して、トラッキングしやすいようにレーナー全員で相手のジャングル内に視界を置いたり、ジャングラーの位置を探して「今どこにいるのか」「次どこに向かうのか」という情報を抑えに行く意識を持ちましょう。
そうすれば自分たちが積極的に成功率の高いアクションを行えるようになると思います。

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執筆者について

がりある

2018~2021年までLJLにMidとして出場していました